タスカルコラム

ショウガ

日本最古のスパイス!美容と健康に持って来いの生姜についてご紹介します。

ショウガ

世界のショウガ事情

ショウガは紀元前300 - 500年ごろインドで保存食や医薬品として、ヨーロッパでも紀元1世紀ごろには生薬として使われてきました。
中国では論語の中で孔子の食生活にはじかみの記述があり、紀元前650年には食用として利用されていたようです。 日本には2-3世紀ごろ、中国からミョウガとともに持ち込まれました。香りの強い方を「兄香(せのか)」、弱い方を「妹香(めのか)」と呼んでいたのが訛り、
「ショウガ」「ミョウガ」となったという説が有力です。
古くから世界の国々で利用されていたショウガですが、生の状態で食用とする国は意外にも日本や韓国といった一部の国のみなのだそうです。

  1. 中国産のしょうがを使いやすいおろし状にした商品です。いろいろなお料理にご使用下さい。

ショウガはいつが旬?

ショウガは栽培方法や収穫方法によって根生姜、葉生姜、矢生姜に分類され、このそれぞれに旬があります。

〇根生姜

根茎部分を収穫してすぐに出荷したものを新生姜、新ショウガを貯蔵して通年出荷しているものを根生姜と呼びます。
本来は秋が旬となる根生姜ですが、現在はハウス栽培が主流となったことで初夏から多く流通しています。
新生姜は辛味が弱く、皮に筋が少なくて軟らかいので甘酢漬けに、辛味の強い根生姜はすりおろして料理や薬味として使用されることが多いです。

〇矢根生姜

葉ショウガよりもさらに早く収穫したもので、焼き魚などに添えて「はじかみ」として利用されることが多いです。
収穫前に日光に当てられているため、茎が鮮やかな紅色になっているのが特徴です。
ちなみに、はじかみは赤い部分を食べ残すのがマナーだそうですが、私は全て平らげていました。今度からきを付けようと思います・・・。

  1. さっぱりした味わいが焼き物の副材として、また料理のアクセントにおすすめです。

あなどるなかれ生姜パワー

薬味として使用されることの多いショウガですが、上記でもご紹介した通り、古くから生薬として世界中で活用されてきました。有効成分ごとにショウガの凄いパワーを見ていきましょう。

〇ジンゲロール(ギンゲロール)

新鮮なショウガに含まれる辛み成分で、血のめぐりを良くして一時的に発汗を促します。そのため、むくみやすい方や体に熱がこもりやすい方にはジンゲロールを多く含む生のショウガがお勧めです。
また、妊娠や疾患による吐き気や頭痛を緩和する働きがあるほか、脂肪燃焼効果・胃粘膜の損傷抑制作用も期待されています。

〇ジンゲロン

新鮮なショウガにはジンゲロンは含まれず、ジンゲロールが加熱調理されることで作られる成分で、辛味はありません。
夏バテに効果があり、大腸菌性の下痢にも有効と言われています。

〇ショウガオール

乾燥や加熱によってジンゲロールが変化した成分で、ジンゲロールよりも辛味が強い特徴があります。
確かに、暑い夏でもそうめんや冷奴におろしショウガを乗せたものや、豚の生姜焼きの香りをかぐと食欲が湧いてきますよね。

夏は生、冬は加熱して食べることでどんな季節でも体調を整えてくれるショウガは薬味で終わらせるにはもったいない万能食材なのかもしれません。
次はショウガを使った様々な料理をご紹介します。

ショウガを使った食品

〇生姜焼き

豚肉の獣臭さを消すためにショウガを使ったことから生まれたといわれています。豚肉の旨味とショウガの辛味のマリアージュ・・・箸の止まらなくなる一品です。

  1. 本醸造しょうゆと生姜をベースに香味野菜を加えたコクのある生姜焼きのたれです。

〇紅ショウガの天ぷら

関西発の変わり種天ぷら。大きな紅ショウガは爽やかな辛味と歯応えのある食感で、天ぷらの盛り合わせにすれば見た目にも華があります。

  1. 爽やかな辛味と歯応えのある食感の紅生姜です。

〇ジンジャエール

ショウガと糖分を発酵して作られたジンジャービールがジンジャエールの由来といわれています。
ジンジャエールには甘口と辛口があり、辛口は「ゴールデンタイプ」甘口は「ドライタイプ」や「ペールタイプ」と呼ばれます。
ちなみに「ジンジャーエール」と「ジンジャエール」どちらが正しいかというと、前者がカナダドライ、後者がウィルキンソンの商標となっており、どちらも正しい呼び方となります。

コラム担当者(杉村)のオススメ商品

  1. 食感が柔らかく、筋っぽくなく、辛味
    がマイルドで幅広い方に食して頂けます。

  1. 生姜汁で臭みを除き、唐辛子で味の
    インパクトを付けました。
    ご飯との相性は抜群です。

  1. 生しょうが・生にんにく使用し、
    大分名物のとり天を再現しました。

  1. 肉厚の揚げ茄子と彩りの綺麗なインゲンを
    生姜の香るあんかけにしました。

  1. しょうゆベースにごま・みょうが・生姜等の
    香味をきかせたノンオイルドレッシングです。

今回はショウガを使った商品をご紹介しました。
刺激的な物を好むイメージのある外国で、生のショウガをほとんど食べないというのは、個人的に意外な気がしました。
葉生姜は甘酢漬けで食べると記載しましたが、我が家では洗った葉生姜を醤油に漬けて食べます。かなり刺激的ですがクセになる美味しさです。とても簡単なので、気になる方は試してみて下さい。
今の季節は夏バテ予防に、秋は疲れた胃を労わるために、冬は血行促進効果を狙ってショウガ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

最後までご覧頂き、ありがとうございました。
引き続き、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。

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