台湾スイーツ
第3次タピオカブームをかわきりに年々注目を集める台湾グルメ!
今回は流行の兆しを感じる台湾スイーツにスポットライトを当てていきます。
歴代の台湾スイーツ
〇台湾土産の鉄板!パイナップルケーキ
台湾スイーツの元祖と言えばお土産でもお馴染みのパイナップルケーキ。
明確な発祥時期は不明ですが、ハワイでパイナップル栽培に従事していた日本人が作っていた「ハワイアン・ショートブレッド・パイナップル」が元になったと言われています。
パイナップル栽培が台湾で始まるころ、ハワイから台湾に渡った日本人によってレシピが伝わり、後に今のような名菓となりました。
〇かき氷の歴史を変えた!?マンゴーかき氷
長く続いた「台湾スイーツ=パイナップルケーキ」のイメージを覆したのは2015年に流行したマンゴーかき氷ではないでしょうか?
台湾のかき氷は氷蜜をかけるのではなく、果物の果肉をたっぷり盛り付けるのが特徴です。
パイナップルやマンゴーに限らず、温暖な気候の台湾にはトロピカルな果物が豊富なため、以下でご紹介するスイーツにもトッピングとして使用されることが多く、鮮やかな見た目が食欲をそそります。
〇ドリンクでは最強!タピオカミルクティー
2008年と2019年に大ブームを起こしたタピオカミルクティー。
それまでの「ココナツミルクと一緒に食べるもの」というイメージから一気に若者スイーツとして頭角を表し、2度の流行を経て「持ち歩きスイーツ」の定番となりました。
現在では台湾を代表するドリンクとして専門店も増えています。
〇インパクト大の見た目!台湾ドーナツ&台湾カステラ
2020年にはドーナツに衣をつけて2度揚げしたカリふわ食感が新しい「台湾ドーナツ」と、
ふるふるの見た目・ふわっふわの食感が売りの「台湾カステラ」が流行しました。
「もうスイーツのカロリーを気にするのは野暮!」と言わんばかりの堂々たる見た目がSNSでも映えていました。
QQボール(地瓜球/ディーグワチョウ)
QQとは「もちもちした食感」を表す時に使われる言葉で、その名の通りもちもちとしていて日本人好みの食感です。
蒸したさつまいもとタピオカ粉、砂糖などを混ぜた生地を油で揚げて作ります。揚げる際、お玉を使って生地を鍋底に押し付けると綺麗な球体に仕上がるそうです。
タピオカ粉の代わりに片栗粉や白玉粉を代用しても作ることができます。
現地では生地を揚げたシンプルなものから、紫芋を使用しツートンカラーがカラフルな商品も人気です。
エッグワッフル(鶏蛋仔/ケイタンシ)
ひびが入った卵を無駄にしないために考案されたと言われているエッグワッフル。元々は香港発祥のスイーツですが、台湾グルメとしても人気があります。
NYに渡り「パッフル」や「バブルワッフル」として流行し、日本でも専門店が増えてきました。
ベルギーワッフルとは違い、タピオカ粉を生地に混ぜているため、出来たてはさくさく・ふわふわ・もちもち食感が楽しめます。
生地に抹茶やココアを加えたり、アイスクリームやスルーツをトッピングするなど、バリエーション豊かで今後も進化が楽しみなスイーツです。
豆花(トウファ)
コラム「豆腐と納豆」でご紹介した中国の「豆腐花(トウファ)」と同じもので、台湾・ベトナムでも食べられています。
豆腐との違いは豆乳を固める際、にがりではなく石膏(硫酸カルシウム)を使用する点です。最近ではにがりやゼラチンを使用した作り方も紹介されているので、色々なレシピを試して食べ比べてみるのも面白そうです。
中国発祥の豆花ですが、台湾では甘いシロップをかけてスイーツとして食べるのが一般的で、フルーツ、ピーナッツ、豆、タピオカなどトッピングは様々です。
夏にはかき氷と合わせたり、冬には温かいシロップをかけたりするお店もあります。
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シンプルなものからフルーツを盛りつけた
ものまで、アレンジ自在の豆花
芋圓(ユーユェン)
タロイモやさつまいもから作られた伝統的なスイーツで、モチモチとした食感のお団子です。シロップをかけて食べたり、上記の豆花やかき氷のトッピングとしても人気です。
日本人に人気の観光地、九フンの名物グルメでもあります。
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オレンジ色がサツマイモ、
淡い茶色がタロイモから作られた芋圓
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ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の
モデルとなったのでは?と言われる九フン。
公式見解では否定されていますが
映画の世界観を感じられる街並みは
非常に魅力的です。
愛玉子(オーギョーチ)
つる性の植物の名前で、これから作られるゼリーもオーギョーチと呼ばれます。朝ドラ「らんまん」で登場したのを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
薬膳として利用されていたり、世界三大美女の一人「楊貴妃」も食していたと言われる美容にも嬉しいデザートです。
レモンのシロップをかけて提供される事が多いほか、芋圓と同じく豆花のトッピングとしても活躍します。
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屋台で販売されている愛玉子は
見た目のインパクト大!
コラム担当者(杉村)のオススメ商品
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加熱(スチーム)済みなので
短時間での調理が可能です。
約1cm×1cmダイスカット。
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ほどよい酸味と甘さのバランスのとれた
パインアップルの缶詰です。
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カットしてIQF凍結しているので、
面倒な皮むきの必要やロスが出ることも
ありません。
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人気の大粒ブラックタピオカを
ボイルして急速凍結しました。
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レモン果汁を使用した、
カクテルベース用のシロップです。
今回は台湾スイーツを特集いたしました。
ここ数年は海外旅行も控えていたという方が多いと思いますが、今年は人気上場中の台湾はいかがでしょう?
もちろん、日本に居ながら専門店の味に舌鼓を打つのも良し、お気に入りのレシピを探してメニューのレパートリーを増やすのも楽しそうです。
台湾にはスイーツに限らず、様々な文化から影響を受けたグルメが豊富です!
ネットショップのバナー特集「台湾グルメ特集」では台湾料理に役立つ品々をピックアップしていますので、ぜひ併せてご覧ください。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
次回も、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。