タスカルコラム

グルテンフリー

今回のコラムは、最近よく耳にするグルテンフリーについてご紹介します。

グルテンとは

小麦・大麦・ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種です。
胚乳内の貯蔵タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、水分と一緒に捏ねると
グルテンが生成され粘り気が出ます。
このグルテンの働きを上手く利用して、世界中で小麦を使用した様々な料理が作られています。

どのような食品に含まれている?

最初に思い浮かぶのは、パンという方が多いでしょう。
その他にも、洋食ではパスタやピザ・ケーキ、和食ではうどんやたこ焼きなど
多くの食品に含まれています。
また、食材だけでなく添加物や加工肉のつなぎとしても使用されます。
つまり、小麦・大麦・ライ麦などの穀物を使用した食品です。

グルテンの注意点

グルテンの中に含まれるグリアジンには、食欲を促進させる働きがあります。
また、小麦に入っているアミロペクチンは血糖値を急上昇させるため糖化を促進させます。
小麦を食べると血糖値が急上昇し、それを下げるためのインスリンが過剰分泌されます。
その結果、脂肪を溜め込み、太りやすくなることもあるようです。

グルテンフリーとは

グルテンを含まない食品、またはグルテンをとらない食事方法のことです。
欧米では、スーパーやレストランなどでもグルテンフリーの食品が増えています。
アメリカのファストフードチェーン「サブウェイ」では一部の店舗で
グルテンフリーのオプションがあるそうです。

グルテンフリーダイエット

日本語でダイエットと言うと減量のイメージですが、アメリカで「Diet」と言う場合、基本的には○○食事法という意味になります。
よって、ダイエット=減量ではありません。
グルテンフリーによるダイエットが注目を浴びたのは、海外の著名人たちが生活に取り入れたことも影響しています。
小麦粉を使用している食材、メニューは禁止です。
小麦や大麦などの粉もの全般のほか、シチューやスープのとろみにも使用されているため、そういった物もNGになります。
日々の食事をうどんから蕎麦に変える、パンやパスタを控え洋食を和食に変えるなどの工夫が必要です。

海外と日本の食品表示の違い

欧米諸国では、グルテンを含まない製品の表示の標準には「1kg当たり20mg未満の含有であればグルテンフリーと表示できる」と規定されています。
小麦アレルギーの患者からはさらに厳しい基準を求める声もあり、10mg以下を基準にしている認証団体もあります。
日本では「グルテンフリー」の基準がありません。
そのため、グルテンフリーが小麦アレルギーに対して完全に安全なものではないということです。
また、日本ではお米にグルテンが含まれていないことに着目し、国産米の消費拡大をアピールするために、米粉の「ノングルテン」の表示制度を平成29年に制定しました。
ノングルテンはグルテンフリー同様にグルテンを含まないという意味ですが、表示の対象が米粉や米粉製品に限定され、グルテンフリーより厳しい含有基準1mg以下に設定されています。

コラム担当(山本)のオススメ商品

健康の為にグルテンフリーを取り入れたいけどパンやうどんも食べたい!
そのような方にもオススメのグルテンフリー商品。

  1. オススメポイント
    ・小麦だけではなく卵・乳製品も不使用
    ・米粉でもふんわり・もっちり食感

  2. オススメポイント
    ・米粉専用工場で製造
    ・茹で時間は3分

  3. オススメポイント
    ・国産米粉を使用
    ・もちもち・つるつる食感

グルテンフリーダイエットは医学的な根拠があるわけではなく、個人差があるため
自分に合った方法で少しずつ取り入れてみてはいかかでしょうか。

今回はグルテンフリーについてご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回のタスカルコラムは5月18日掲載を予定しております。
引き続きちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。

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