生より加熱、大きいより小さい。トマト!
今回はトマトについてご紹介します。
トマトの歴史
原産地は南アメリカのアンデス地方で、16世紀頃にヨーロッパを中心に広まったと言われています。トマトは観賞用の植物でしたが、18~19世紀頃から食用として栽培されるようになりヨーロッパでは必要不可欠の物になりました。
日本では最初、一般的に広まることはありませんでしたが昭和頃にレストランなどで使用されたケチャップが起爆剤となり徐々に生食でも食べられるようになりました。
トマト生産量
日本でトマトの生産量が一番多いのは熊本県です。熊本県は一年を通して温暖で、トマトを栽培するのに適しています。しかし夏は暑すぎるため、その時期は北海道での栽培が適しており国内の生産量2位は北海道となっています。
世界的に見ると日本の生産量は少なく、国別で見ると中国が1位で約6000万トンと日本の総生産量の約8倍にもなっています。
栄養
今回のテーマ「生より加熱、大きいより小さい。トマト!」は栄養に大きな関係があります。
トマトと言えば、一度は聞いたことがある「リコピン」という言葉。リコピンは赤色やオレンジ色の色素成分であるカロテノイドの一つで抗酸化作用が非常に高いのが特徴です。ビタミンEも抗酸化作用がありますが、その100倍以上にもなると言われています。その他、血流改善・肥満予防・美肌効果など様々な効果があります。
比較的熱に強い性質を持っているため加熱することで、より吸収性が高まります。生で食べたほうが栄養価が高そうなイメージですが、実は加工品の方が栄養面では適しています。特に油と加熱することで吸収率が高くなりオススメです。
また、ミニトマトは普通のトマトと比較するとカロリー・タンパク質・炭水化物・カリウム・カルシウムなどが約1.5倍でありビタミンAは2倍も含まれています。
カラフルなトマト
トマトと言えば「赤」が主流ですが、ミニトマトには様々な色があります。それぞれに栄養価が異なり彩のプラスにもなるので、スーパーなどで見かけた際はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
突然ですがここでクイズです!
Q.下記の中から実際に無い色のミニトマトはどれでしょうか。
黄・橙・緑・紫・茶・黒
正解は最後にご紹介します!
トマトのオススメメニュー
トマトを使用したメニューと言えば何を思い浮かべるでしょうか。パスタのソースやピザ、サラダ、最近ではトマトラーメンまで見られるようになりました。今回は2つご紹介します。
トマトのマリネ
マリネも様々ですが、玉ねぎは相性が良く食感のアクセントにもなるのでオススメです。お酢はバルサミコ酢を使用するとより風味が豊かで本格的になります。また、お子様がいらっしゃる場合ははちみつを少し加えると甘くなり食べやすくなります。あと一品欲しいときやサラダの代わりなど、暑い夏にもピッタリのレシピです。
ただし、マリネは汁が漏れやすい為お弁当には注意が必要です。
トマトスープ
トマト以外に玉ねぎやキャベツ、ニンジン、じゃがいもなど具沢山にすることで野菜をしっかり摂ることができます。栄養たっぷりで優しい味のトマトスープは、食べすぎ・飲み過ぎの翌朝などに特にオススメです。肉団子やウインナーを入れることでメインとしても楽しめます。
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今回は「生より加熱、大きいより小さい。トマト!」をご紹介しました。この意味を少しでも知って頂ければ幸いです。
Qの答えですが、実は全て存在します!
茶色や黒のトマトはほとんど目にすることが無く貴重です。見つけた際にはぜひチャレンジを!
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回コラムは8月19日を予定しております。
引き続き、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。