「海のミルク」牡蠣!
生でもおいしい!焼きでもフライでもおいしい!さまざまな食べ方ができる
冬の味覚牡蠣。
今回はこの万能食材である牡蠣の豆知識や食べ方について紹介していきたいと思います。
なぜ海のミルクと呼ばれているの?
大豆が「畑の肉」と呼ばれているように、牡蠣は「海のミルク」と呼ばれています。
ではなぜ海のミルクと呼ばれているのでしょうか。
牡蠣の身の色が白色だから?味がミルキーだから?
諸説ありますが、牡蠣がミルクの成分を含んでおり、栄養が豊富だからだと言われています。
ミルクと牡蠣に多く含まれている栄養成分の一つがカルシウムです。100gあたりのカルシウム量はミルク(牛乳)が110mg、牡蠣が84mgで、ミルクのほうが30mgほど多くカルシウムを含んでいます。
では、他の成分も見ていきましょう!
ミルク タンパク質3.3g、マグネシウム10mg、鉄0.02mg、亜鉛0.4mg
牡蠣 タンパク質6.9g、マグネシウム65mg、鉄2.10mg、亜鉛14.0mg
比較するとカルシウム以外は牡蠣のほうが多く含まれており、特にミネラルが豊富であることが分かります。
「Rの付かない月には牡蠣は食べるな」いったいなぜ?
「Rの付かない月には牡蠣は食べるな」とよく聞きますが、なぜ言われているのでしょうか。
牡蠣(真牡蠣)の産卵時期は秋から冬で、この時期は栄養が豊富で濃厚な味わいになるため、牡蠣の旬は冬だと言われています。
一方、産卵時期が終わった春から夏には栄養がなくなり、身の味が薄く、水っぽくなります。また、海水温度が春から夏にかけて上昇し食中毒の危険性もあるため、「Rの付かない月」(5月~8月)は食べない方が良いとされていました。
現在は養殖の牡蠣が出回っており、厳しい検査も行われているので食中毒の危険性は低く、年中食べることができます!
真牡蠣と岩牡蠣なにが違うの?
真牡蠣 小さめのサイズでミルキーな味わいがある。
旬は10月~4月
一気に産卵するが旬が長い。
岩牡蠣 大きな殻と身が特徴でゆっくりと成長するので身の厚みがある。
旬は6月~9月
時間をかけて成長するので夏でも収穫することができる。
このように同じ牡蠣でも種類が違えば味、大きさ、旬も違うっておもしろいですね!
市場などに出回っている牡蠣は真牡蠣がほとんどですが、岩牡蠣は出回ることが稀なので見つけたら食べてみてはいかがでしょうか?
牡蠣の調理方法
では、牡蠣の様々な調理方法を紹介していきたいと思います。
とりあえず生!
牡蠣は生で食べることができる「生食用」と火を通さないと食べることができない「加熱用」の2つに分類されます。
ここでは生食用に合う調味料を3つご紹介します。
1.レモン
レモンの酸味が牡蠣のうま味を存分に引き立てます!
さらに、レモンに含まれるビタミンCが、
牡蠣に含まれる鉄分の過剰吸収を抑えてくれます。
いいことばかりなのでぜひおすすめしたいです。
2.ポン酢
お酢と柑橘のダブルの酸味に醤油の塩味が合わさり和風な味わいを
感じることができます
ポン酢に大根おろしや、ねぎの上にもみじおろしを乗せるのもあり
3.タバスコ
合わないでしょ!と思われる方もいるでしょう。
タバスコは意外にも牡蠣に合うのです!
実は私たちがよく見かけるあのタバスコは牡蠣のための調味料だったとか。
海外のオイスターバーでは牡蠣にタバスコをかけるのは
一般的な食べ方のようです。
気になり食べてみたところ、タバスコの酸味により牡蠣の嫌なえぐみ
などが消え、辛味が牡蠣とマッチして最高においしかったです。
試したことのない人はぜひお試しください!
安全に食べたい人は焼き!
牡蠣はただ焼くだけでもおいしいですが、さらにおいしく食べるためには焼き方を変えることが大事!ここでは、一般家庭でも実践可能な牡蠣の焼き方を紹介していきます。
殻付きの牡蠣が少ないならフライパン、多いならホットプレートで焼くのがおすすめ!
アルミホイルを2、3重にして焼いていきます。殻のふっくらしている方を下に、平らな方を上にして焼きます。
蓋をして10分ほど待ち、殻が開いたら完成!
牡蠣が苦手な人でも食べられるカキフライ!
生や焼きの牡蠣がちょっと苦手な人でもパクパクいけてしまうカキフライ!ここではサクサクに仕上げるコツを紹介したいと思います。
1.牡蠣は片栗粉と塩で揉みこむ
汚れを落としてうま味を閉じ込めることができる
2.牡蠣をお酒につけて休ませる
牡蠣の独特な風味を消して、ふっくら仕上げることができる
3.牡蠣の水気はしっかり切る
しっかり切らないと揚げたときにベチャっとするので注意
4.牡蠣はバッター液につける
サクサクに仕上げるための一番のポイント!
コラム担当者(新入社員:吉川)のオススメ商品
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市場評価が高く清浄海域で
養殖された広島県倉橋島産だけを
使用しています。
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産地履歴がしっかりした
旨味たっぷりのかきを
サクサク食感の衣で仕上げました。
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牡蠣の煮汁を使った
ホワイトソースは牡蠣の
旨味が出ています。
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味をキリッと引き締め、
ホットな旨みを引き出します。
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四国産のゆず果汁が入った
果汁感たっぷりのぽんずです。
今回は冬の味覚「牡蠣」について紹介させていただきました。
牡蠣は海のミルクと呼ばれていましたが、由来を知っている方は少ないのではないでしょうか。
また、ご紹介した牡蠣の食べ方や調理方法は実践しやすいと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
季節の変わり目は風邪をひきやすいので、体調管理をしながら冬の味覚を堪能していきましょう!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
次回も、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。