タスカルコラム

アイスはアイスクリーム?

今回は「アイス」の種類や豆知識をご紹介します。タイトルを見て意味が分かった方はアイスマニアだと思いますが、ぜひご覧ください。

アイスクリーム

アイスの歴史

17世紀末にフランスで世界初のアイスクリームが誕生し、その後19世紀半ばにアメリカで発達しました。

日本人が初めてアイスを食べたのは1860年、日米通商条約交換のために渡米した遣米使節団です。日本初のアイスクリームは「あいすくりん」と呼ばれ現在の価値で約8,000円と非常に高級品で民衆には浸透しなかったと言われています。

しかし大正時代に工業化され、家庭でもアイスクリームを楽しめるようになりました。昭和中期頃にはカップやコーンアイスも登場し、夏のおやつの定番となっています。

現在では夏だけではなく「冬アイス」という言葉も生まれるなど年間を通して人気となっています。

日本のアイスの分類

一言で「アイス」と言っても種類が分かれていますのでご紹介します。

ラクトアイス

重量百分率で乳固形分3.0%以上で植物性脂肪が多く使われていることが多く、高カロリーの商品が多いです。

代表商品:スーパーカップ、クーリッシュ

アイスミルク

重量百分率で乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上で少しさっぱりした物が食べたい時にオススメです。

代表商品:雪見だいふく、ジャイアントコーン

アイスクリーム

重量百分率で乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上でコクがある商品が多く栄養的にも優れています。

代表商品:ハーゲンダッツ、パルム

氷菓

上記以外の物で、かき氷やシャーベット

代表商品:ガリガリ君

ソフトクリームとジェラート

ソフトクリーム

アイスクリームと原材料はほぼ同じですが温度が異なります。アイスクリームは容器に入れてから-30℃以下で急速冷却するのに対し、ソフトクリームは-5℃から-7℃ほどの比較的高い温度で冷却されます。この様に高い温度で冷却することでソフトクリーム特有の柔らかい食感になります。

ジェラート

イタリア発祥のお菓子で「凍った」という意味の氷菓です。日本のアイスとの大きな違いは含まれる空気です。日本では含まれる空気が50~100%で作られますが、ジェラートは35%前後で作られるため密な食感を味わうことができます。果汁や果肉を使用し風味が濃厚で、乳脂肪分が4縲鰀8%と低いためカロリーを気にする方はジェラートを食べるのも一つです。

  1. 北海道産牛乳、乳製品を使用し、ミルク本来の味わいと香りが楽しめるジェラートです。

アイス消費量(支出金額)

アイスクリーム・シャーベットの消費量(支出額)をご紹介します。

まずは1世帯当たりの月別の支出金額ですが、やはり7月・8月の暑い時期が高くなっています。しかし、アイスの歴史で記述した「冬アイス」の浸透もあり冬の時期の支出金額も今後高くなることが考えられます。皆様は平均額を上回っているでしょうか。コンビニやスーパーマーケットはもちろん、旅行先などにはオリジナルのご当地アイスクリームなどもありますのでぜひ食べてみてください。

アイスクリーム・シャーベットの月別支出金額

次に都道府県庁所在市及び政令指定都市別のアイスクリーム・シャーベットの年間支出金額です。全国平均8,541円のところ、全国1位の金沢市は10,822円となっています。前回の和菓子の消費量同様に高水準となっており甘い物を好きな人が多いことも理由の一つだと考えられます。

また、金沢市は夏の平均気温が約27度とアイスクリームが一番美味しく感じられる気温でもあります。2位は隣に位置する富山市となっており、気候が与える影響は大きいかもしれません。

アイスクリーム・シャーベットの1世帯当たり年間支出金額の都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成26縲鰀28年)平均

引用:総務省統計局家計調査通信第521号(PDF)

ドライアイス

食べる物ではありませんが”アイス”繋がりということでご紹介します。

二酸化炭素を固体化させた物をドライアイスと呼びます。ネット通販での生鮮食品増加に伴い、需要は上がっており国内生産だけでなく2万6000トン前後を輸入しています。狭い空間で大量のドライアイスを処理する際は二酸化炭素濃度が高くなりますので注意が必要です。

余談ですが、幼いころにドライアイスを素手で触り非常に痛い思いをしたことがあります。スーパーマーケット等で簡単に手に入れることが出来ますので、お子様連れの方はご注意ください。

コラム担当(山本)のオススメ商品

  1. 1個で苺とアイスの両方が楽しめます。
    イチゴの酸味と濃厚なミルクの相性抜群。

  2. アイスクリーム人気NO.1!
    ニュージーランドの生乳をたっぷり使用。

  3. 抹茶の風味豊かなアイスです。
    小豆や黒蜜をトッピングするのもオススメ。

  4. 果汁・果肉部分を21%使用!
    爽やかなストロベリーと果肉の粒感が最高です。

今回は「アイスはアイスクリーム?」というテーマでご紹介しました。

アイス=アイスクリームのイメージがありますが、正確には違うことを知って頂けましたでしょうか。それぞれの種類で美味しいアイスがたくさんありますので、食べすぎには注意して暑い夏を乗り越えましょう!

最後までご覧頂き、ありがとうございます。次回のタスカルコラムは7月16日掲載を予定しております。引き続き、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。

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