タスカルコラム

節分~124年ぶりの2月2日~

今回は節分についてご紹介します。
2021年の節分は、124年ぶりに2月2日となっています。2月3日のイメージがありますが、注意しましょう。

節分の日が変わるのは、地球の公転周期が約365.2422日で365日から少しずれているためです。来年は2月3日に戻り、2025年に再び2月2日が節分になります。ちなみに1984年は2月4日が節分でした。

節分

節分とは

季節を分けるという意味で本来は年に4回ありますが、一般的には立春の前日の行事のこととして知られています。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていた為、それを追い払うために悪霊払いの行事が行われていました。

発祥は諸説ありますが、「追儺(ついな)」という宮中行事と言われています。室町時代には、貴族が鬼に扮した家来を追いかけて逃走させていました。その後、追儺は行われなくなりましたが各地の寺社が受け継いだことで全国に浸透していきました。

節分の行事

豆まき

中国から伝わった風習で、魔目(まめ)を鬼に投げつけて退治する「魔滅」の意味があります。五穀の中で投げつけた時に一番痛いからという説もあります。

スーパーなどで販売されている福豆は基本的に火が通った炒り豆ですが、これは火を通さない場合、豆から芽が出てしまい縁起が悪いからです。

例年は成田山をはじめ、有名な神社では豆まきのイベントも行われます。皆様も「鬼は外福は内」と心の中で唱え、豆まきを楽しんでみてはいかがでしょうか。

柊鰯

魔除けの意味があり、鬼が家に入ってこないようにするためです。平安時代からの風習で、イワシの頭を焼いて柊の小枝に刺して作ります。

イワシはにおいが強いため鬼を寄せ付けないという意味と、柊のトゲが鬼の目を刺すという意味が込められています。柊の別名は「オニノメツキ」で、鬼退治にはピッタリです。現在でも奈良県を中心にイワシを飾る風習が残っています。

節分

節分の食事

福豆

福豆は霊力が宿ると考えられているため、神棚や高い場所に置いておくと良いと言われています。豆の数は年齢または年齢+1が一般的ですが、食べきれない場合は熱湯を注いで福茶にしましょう。

北海道と東北地方では炒り豆ではなく、落花生のところも多いそうです。落花生の場合、撒いた後に拾いやすいというメリットがあります。

恵方巻

関西地方で「丸かぶり寿司」などと親しまれていましたが、1989年に某コンビニエンスストアチェーンが「恵方巻」を採用したことで最近では全国で恵方巻が食べられます。その年の恵方を向き、7種類の具が入った恵方巻を無言で1本食べきるのが良いとされています。今年の恵方は南南東やや南です。

最近では海鮮がたくさん入ったものや、ロールケーキなどをのスイーツも恵方巻として販売されています。

節分

一般的な恵方巻の7種の具材をご紹介します。

■しいたけ:
神様へのお供え物とされていたことと、形が陣笠に似ているため身を守るという意味があります。

■うなぎ:
うなぎのぼりと言うように、上昇や出世を表しています。

■かんぴょう:
縁結びや長寿の願いが込められています。

■高野豆腐:
大豆は厄除けとして使われており、四角い形から盾豆腐として災いを除ける盾を表しています。

■伊達巻:
巻物の様に巻いてある形から、学問などの目指しているものが願う形を意味し、外側に使います。内側の場合は、黄色であることから財の豊かさを表す卵焼きを入れます。

■桜でんぶ:
彩を加えることと、春をイメージさせる意味があります。

■きゅうり:
9つの利をもたらすことを表しています。

地域やお店によって高野豆腐が海老に、うなぎがアナゴに変更することもあります。特に決まりはありませんので、好きな物を入れてみても良いと思います。

節分イワシ

イワシを焼く時に出る煙とにおいが邪気を追い払うと言われていることから、節分にイワシを食べる習慣があります。また、イワシは体内の陰の気を消すとも言われています。調理方法に決まりはありませんが、シンプルな塩焼きや寒い季節には生姜煮がオススメです。においが苦手な方はつみれ汁にすると食べやすくなります。

コラム担当(山本)のオススメ

  1. 巻き寿司に最適な味付けです。国内製造・保存料不使用!

  2. 水戻し時間5~10分で約7~8倍に戻ります。スライス済みだから便利。

  3. お刺身用でも食べられる脂の乗った大トロイワシ。厳しい鮮度管理の後、急速冷凍!

  4. 国産のイワシと野菜を使用。風味があり、つみれ汁にもピッタリ!

今回は「節分~124年ぶりの2月2日~」というテーマでご紹介しました。豆は歳の数と言いましたが、実際はたくさん食べてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその内の1人です。124年ぶりの2月2日の節分を楽しみましょう。

最後までご覧頂き、ありがとうございます。引き続き、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。

▲PAGE TOP