来年の干支「午」――古代の記号から現代のロマンへ
暦の上で、2026年は「午(うま)」の年。干支と聞けば、年賀状や占いを思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし「午」という漢字の成り立ちや、その背後にある文化的意味を知ると、単なる干支以上の奥行きが見えてきます。
そして、日曜夜のドラマでは、競馬界を舞台に人と馬の絆を描き、まさに「午年」になるにふさわしい物語を届けました。
「午」という漢字のいわれ
「午」は十二支の七番目。もともと動物ではなく、古代中国で方角や時刻を示す記号でした。
象形文字としての起源は、杵(きね)を表す形に由来し、陰陽が交差する位置を意味したといわれます。
やがて十二支に動物を割り当てる際、記憶しやすくするため「馬」が選ばれました。
午は太陽が最も高く昇る「正午」を象徴し、五行では火、方角では南を示します。
生命力のピークを表すこの時刻に、俊敏で力強い馬のイメージが重なるのは自然なこと。現代でも「午前」「午後」「正午」といった言葉に息づき、私たちの日常を支えています。
なぜ「午」は馬なのか
農耕社会において馬は、移動や運搬、戦に欠かせない存在でした。
速さと力強さは富と権力の象徴でもあり、馬は人間の夢や挑戦を体現する動物です。
干支の「午」が担う意味――エネルギー、転換、躍動――は、まさに馬の特性と重なります。
現代に生きる「午」文化
午年になると、年賀状や縁起物に馬の姿があふれます。さらに「午の日」は稲荷信仰とも結びつき、商売繁盛や豊作祈願の行事が各地で行われます。古代の記号が、こうして現代の生活に溶け込んでいるのです。
「初午(はつうま)」
2月の最初の午の日に、全国の稲荷神社で五穀豊穣や商売繁盛を祈る「初午祭(はつうまさい)」が行われます。
由来:穀物の神様である稲荷大神が和銅4年(711年)の初午の日に稲荷山に鎮座したことが由来です。
行事の内容:全国各地の稲荷神社で、豊作、商売繁盛、家内安全などを祈願する祭り(初午祭)が執り行われます。
食べ物:稲荷神の使いとされるキツネの好物である「油揚げ」から派生した「いなり寿司」を奉納したり食べたりする習慣があります。
午年に味わう「馬」グルメ
午年を祝うなら、食文化にも目を向けたいところ。馬肉料理はその代表格。熊本の「桜肉」や長野の「馬刺し」は、低脂肪・高タンパクでヘルシーな食材として人気です。
さらに競馬場グルメには、馬蹄型のパンやスイーツが並び、馬の力強さを感じさせます。こうした食べ物は、干支の「午」を味覚で楽しむ絶好の方法です。
馬にちなんだおすすめレシピ
牛すじ煮込み(東京競馬場名物)
材料(4人分)
牛すじ肉:400g
大根:1/2本
こんにゃく:1枚
生姜:1片
味噌:大さじ3
酒:100ml
みりん:50ml
砂糖:大さじ2
だし汁:500ml
作り方
1. 牛すじを下茹でしてアクを取り、食べやすい大きさに切る。
2. 大根は厚めのいちょう切り、こんにゃくは手でちぎる。
3. 鍋にだし汁、酒、みりん、砂糖を入れ、牛すじ・大根・こんにゃくを加えて煮る。
4. 味噌を溶き入れ、弱火で1時間ほど煮込む。
馬蹄ドーナツ(中京競馬場で人気)
材料(6個分)
薄力粉:200g
ベーキングパウダー:小さじ1
卵:1個
砂糖:50g
牛乳:100ml
バター:30g
みりん:50ml
砂糖:大さじ2
揚げ油:適量
作り方
1. 薄力粉とベーキングパウダーを混ぜる。
2. 卵、砂糖、牛乳、溶かしバターを加えて生地を作る。
3. 馬蹄型に成形し、170℃の油で揚げる。
4. 粉砂糖をまぶして仕上げ。
馬肉の桜ユッケ(熊本風)
材料(2人分)
馬刺し:150g
卵黄:1個
醤油:小さじ1
ごま油:小さじ1
ニンニクすりおろし:少々
白ごま:適量
作り方
1. 馬刺しを細切りにする。
2. 調味料を混ぜ、馬刺しと和える。
3. 卵黄をのせ、白ごまを振って完成。
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今回は来年の干支「午」について様々な面からご紹介しました。
「午」という漢字は、古代の暦法から生まれ、馬という動物に象徴を託されました。その意味は、エネルギー、転換、挑戦。
来年の午年、古代の記号と現代のロマンを重ねながら、馬の力を味わい、挑戦の一年にしてみませんか。
ちなみに、日曜夜のドラマで描かれていた有馬記念は、
12月28日(日)中山競馬場にて行われます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
次回も、ちょっと役立つ情報をお伝えしていきます。
